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保存整備基本計画

   史跡埼玉古墳群の保存と整備について
     新たな整備のはじまり

             

埼玉古墳群は1938(昭13)年8月8日に、国の史跡に指定されました。また、風土記の丘建設に伴い、1969(昭44)年10月にさきたま資料館が開館しました。
埼玉古墳群に最初に科学的なメスが入ったのは、1967(昭42)年の二子山古墳の発掘調査であり、その他の古墳についても整備と発掘調査が継続的に行なわれてきました。その間、稲荷山古墳出土の金錯銘鉄剣が国宝に指定され、将軍山古墳展示館がオープンするなど、多くの成果を上げてきています。

また、1989(平元)年には各古墳の墳丘だけではなく、約22,3haという広大な範囲が追加指定により、史跡に加わりました。さらに、埼玉古墳群は史跡としてばかりでなく、都市公園としても約26,5haが整備されており、一年を通して県民をはじめ多くの方々に利用されています。

さきたま史跡の博物館(旧さきたま資料館)では、1997(平9)年度から10年間にわたって稲荷山古墳の前方部復原と内堀修景などの整備を行ってきました。2006年度に解説板などを設置し、調査・整備報告書を刊行して今回の整備事業は終了しました。

これまで埼玉古墳群の整備は、崩壊の危険がある古墳や失われた部分の復原などを中心に行ってきました。2005年度の2年計画で古墳群全体の保存・整備や活用を図るための基本計画を策定しました。

計画を推進するには指定地の拡大や公有地化、あるいは長期にわたる整備の組織・体制づくりなど多くの課題も山積しています。2007年度からはこれらの課題を整理・解決しながら、基本計画に基づいた整備を進めることになりました。

基本計画では「古墳群の恒久的な保存を図る」ことを前提にして、「安全で快適な歴史空間を創造する」といった目標を設定しています。これらの目標に基づき、古墳群整備の基本方針を定め、さらにこの方針に沿って園路計画や植栽計画、施設整備計画、情報施設計画などの個別の計画を策定しました。

活用計画では、埼玉古墳群ばかりでなく周辺の文化財や施設と共通の目的で積極的な活用を図るよう、行田市や鴻巣市などの文化財や町並みとのネットワークを構築する提案もしています。

また、調査計画では、古墳群にかかわる集落群の解明や、豪族居館発見へ向けての計画的な発掘調査の必要性を指摘しています。

老朽化した博物館や史跡指定地内にある各施設については、原則指定地外への移転や撤去を掲げています。今後必要となる中核施設のイメージとしては、展示・学習支援といった従来の機能に加え、史跡整備手法の研究開発や発掘調査の技術支援などの機能を備えた、史跡活用センターとしての役割も与えました。


「埼玉古墳群を世界文化遺産へ」という声もありますが、基本となるのは古墳群の恒久的な保存であり、歴史的事実に基づいた整備であります。

今回の基本計画は、世界遺産に例えればコアゾーンのさらにコアになる部分の整備計画であり、この部分の整備こそが根本になるものです。多くの方々の理解と協力を得て、計画を具現化していくことが、埼玉古墳群を保存し活用する基本ではないでしょうか。